院長あいさつ
生まれ育った町で深刻な社会問題に取り組む
天使のはね鍼灸院のホームページをご覧いただき、本当にありがとうございます。
数年前に比べれば女性が社会で活躍する場が増えてきました。それはとても素晴らしいことなのですが、仕事にやりがいを感じるあまり、出産の予定を先延ばしにする女性が増加傾向にあります。
近年では晩婚化が進み、６組に１組のカップルが不妊で悩んでいるともいわれ、深刻な社会問題のひとつとなっています。
過度のストレスや疲労の蓄積が原因で、肩こりや頭痛、冷えや生理痛、睡眠不足やイライラなどの不調を抱え、それがいつの間にか当たり前の症状として慢性化し、健康なカラダを忘れてしまっている方も少なくありません。
そんな中で不妊治療を始めると、分からないことだらけであれこれ情報収集に時間を費やし、不安や焦りからついつい“妊娠すること”だけに集中してしまいがちです。
これでは東洋医学における“気=エネルギー”を無駄遣いしてしまい、赤ちゃんを授かるエネルギーが不足した状態になってしまいます。
実際、それらの気=エネルギー不足が不妊につながっている女性も今まで多く診てきました。
妊娠するだけでなく、お腹のなかで元気な赤ちゃんを育てるためにも、まずは心身のバランスを整えて赤ちゃんを迎えるカラダを準備してあげることが先決です。
東洋医学であなたのサポートを
若いころ、親友の奥さんがうつ病を患って「はりきゅうを勉強したら少しは治せるかな？」と思ったのが習得したきっかけです。
少子高齢化が進む中で鍼灸師として何が出来るかと考えた時に、新しい生命の誕生に貢献したいと思いました。
私自身も同様ですが、不妊鍼灸治療にチカラを入れていらっしゃる先生方には、共通した理由（きっかけ）をお持ちの方が多くいらっしゃいます。 あるとき、冷えの改善を希望して何回か来院されていたお客様から「おかげさまで、妊娠しました！」と報告をいただきました。
当時はまだ不妊治療に対して今ほど知識も技術もなかったため、必ずしも鍼灸が効果的だったとは言いきれませんが、「お客様が妊娠された喜びを共有できることは、こんなにも嬉しいことなんだ！」と感動したことを覚えています。
不妊治療は、女性にとって肉体的にも精神的にもとても不安でつらいものです。 焦りや落ち込み、ストレスと戦いながら立ち止まることも後戻りすることも許されず、ただ見えないゴールへと進む懸命なお客様の姿を見るたび、鍼灸師としてどうすれば少しでもお力添えできるかと日々試行錯誤をくりかえしています。
リラックスできる自分だけの時間をつくることは、心身の緊張をゆるめるためにも必要不可欠です。 東洋医学は心とカラダを癒してくれる手段として、とても有効です。
まだ、やれる事はたくさん残っています。
私も出来るかぎりの手を尽くして治療してまいりますので、いっしょに頑張っていきましょう。
